退職エントリ(その2)

前回のエントリの続きです。

o-tachi.hatenablog.com

前の会社の仕事はそこそこ充実していたのに、なぜ退職を考えたのかというお話です。
その理由はこんな感じだったのではないかと思う。

  1. 仕事の先が見えてきた感じがした
  2. 自社に戻されると激務になりそうで嫌
  3. もともと興味のあった分野で仕事をしたいと思うようになった
1. 仕事の先が見えてきた感じがした

もともと異動が少ない会社で、先輩方を見ていても基本的に同じようなお客さんで同じようなシステムを続けていくというのが働き方であるように思えた。
特に自分が担当していた銀行向けネットワーク事業は会社にとって主要な部門で、他部門から人が入ってくることがあっても、そこから出ていくことはめったになかった。
あと、英語ができる(らしい)ということで国際関連の仕事をしていたこともあったので、この仕事から抜け出すことはまずありえないだろうと思っていた。

新しい仕事もしてみたい、でも会社に残っている限り厳しそう、というわけで転職を考えるようになった。

2. 自社に戻されると激務になりそうで嫌

客先常駐で仕事をしていたけど、ネットワークの仕事で自社に戻されると平日は夜遅くまで、土日は作業という感じの生活になる。そうなる前に、余裕のあるうちに辞めといたほうがいいかなと思った。

銀行にとってネットワークって非常に重要なもので、特に一般の利用者が使うところって不具合があった際のインパクトが大きすぎるので、作業ができるのは月に1度のメンテ時間帯のみ、という部位もある。インターネットバンキングとかに関連するところですね。
作業が多い土曜から日曜にかけての深夜は何かあった時に備えるために、課長は毎週起きているとか言っていたし。

3. もともと興味のあった分野で仕事をしたいと思うようになった

前のエントリでも書いたけど、もともと自分は地域振興やまちづくりに携われる仕事をしたいと思っていた。
銀行の海外ネットワーク担当の仕事は面白かったけど、やっぱりもともと思っていた仕事をやりたい、一企業の海外展開をサポートするだけではなく、この国の国際競争力を高める仕事をしたいという気持ちが高まってきた。
30を迎えるにあたって、チャレンジするなら今かなと思った。

 

そこで私が選んだ仕事は「地方公務員」だった。

  1. 幅広い仕事を経験できそう
  2. ワークライフバランスも意識できそう
  3. 都市計画とか交通とかもやっているし、興味のあった分野で仕事をできそう

退職検討理由の裏返しだが、自分のニーズを一番満たせそうな仕事だと思って、採用試験にチャレンジしてみた。
今は年齢上限が緩和されていたり、民間企業経験者の枠があったりと、アラサーでも採用試験を受けられる環境が整っている。試験の話はまた別の機会に書こうと思う。
そう思って受けたところ、幸い、とある都道府県から内定が出て、2014年4月入庁した。

次は実際に転職してみてどうだったか、を書こうと思う。